ソックモンキーは、おばあちゃんの家で生まれました。
アメリカのおばあちゃんの家なら、きっとソックモンキーが屋根裏部屋で眠っています。
ソックモンキーは、ソックスで作ったモンキーのお人形です。アメリカ人はだれでもソックモンキーと聞いただけで、あの真っ赤な口と真っ赤なお尻の、愛嬌たっぷりのソックモンキーを思い浮かべます。荒く編んだ茶色い実用ソックスの手触りが、懐かしさと一緒によみがえります。
ソックモンキーはおばあちゃんやお母さんが、一針一針、心を込めて作ってくれました。一人前に仕立ててもらった洋服を着込んだソックモンキーも、はだかのソックモンキーもいます。ユーモラスな表情のソックモンキーもちょっと悲しそうなソックモンキーもいます。でもどのモンキーもおばあちゃんやお母さんの愛情をいっぱい受けた、世界でたった一つの「マイ・ソックモンキー」です。

ソックモンキーの歴史
イリノイ州で生まれたソックス
1915年にイリノイ州ロックフォード市のネルソン靴下会社がレッド・ヒール・ソックスという、労働用のソックスをパテント登録しました。補強したかかと部分が赤い糸で編まれた、実用ソックスです。

アメリカ全土を襲った大恐慌のころ、このソックスで使られたソックモンキーが全国的に流行しました。おもちゃも買えない不自由な生活の中で、すこしでも子どもを楽しませようと、おばあさんやお母さんが心を込めて作ったものでした。かかとの赤い部分は、お猿さんの真っ赤な口とお尻になります。ひとつひとつ表情の違うソックモンキーは、子どもにとってかけがえのないおもちゃとして可愛がられました。


現在、ネルソン社はフォックス・リバー社と名を改め、レッド・ヒール・ソックスを販売しています。
ソックスには、ソックモンキーの作り方もついてきます。